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映画「DIVE!! ダイブ」(MOVIX) 林遣都、池松壮亮、溝端淳平、椎名鯛造 [映画]

監督:熊澤尚人
原作・脚本協力:森絵都
主題歌:大橋卓弥<from スキマスイッチ>
音楽:常田真太郎<from スキマスイッチ>
出演:林遣都、池松壮亮、溝端淳平、椎名鯛造、瀬戸朝香、蓮佛美沙子、小野賢章、山崎将平、福田雄也、光石研、江守徹

2008年/日本/カラー/115分
製作・配給:角川映画
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【感想】
 3人の少年の物語というと「体育館ベイビー」と似ていないでもありませんが、やおい的なシーンは一切ありません。しかし、個性的な3人の男の子が成長していく物語という意味では共通点があるでしょう。原作の出来が良いのか、3人の性格が3者3様で、きちんと描き分けられていて、分りやすいのも同じです。

 監督は、「雨の翼」(2007)、「親指さがし」(2006)、「虹の女神 Rainbow Song」(2006)などを手掛けた熊澤尚人さんということで、全体に綺麗な映像に仕上がっています。

 主役の3人は、10mの高さから本当にダイブしているそうで・・・、俳優とは大変な商売だと言うことを改めて実感しました。「世界ウルルン物語」も結構過酷ですが、一歩間違えれば、大けがというのは、飛び込みも似たようなものでしょう。

 つい、この間まで、本当に普通の男の子だった林遣都くんと、子役時代から役者経験が長い池松壮亮くんの演技がなかなか良かった。特に池松くんは「夜のピクニック」とか「UDON うどん」、「蒼き狼 地果て海尽きるまで」とか、歳を重ねる毎に良くなってきたという感じです。まだ若いのに既にベテランらしい渋みがあるというところでしょうか。

 林遣都くんは、普通の男の子からオリンピック選手へと成長していく坂井知季に、渋谷でスカウトされて、すぐに主役で映画デビューというラッキーな自分自身を重ね合わせて、自然な感じがとても良かった。特に「夏の間、セックスしてた」と言う沖津飛沫(溝端淳平)に対して、「羨ま過ぎる」と言う辺り、妙にリアルだった。万が一にも、未成年の林くんがラブホへ出入りしたりしているのがフォーカスされたら・・・、やっぱり映画は公開中止かな?

 池松壮亮くんは、サラブレットとまでは行かないけれど、子役出身のエリート俳優として、エリート・ダイバーの富士谷要一の孤独や悩みを巧みに演じてました。ところで、池松くんは実生活でも、カロリーコントロールには苦労していそうな体型です。そういう意味でも、なかなかリアルなキャスティングでした。

 林くんと池松くんの二人に比べると、溝端淳平くんは少し苦労していた感じでした。海を捨てて丘(プール)に行った、おじいさんとの確執なり葛藤なり、もう少し表現できても良かったように思いますが、何しろ映画初出演の新人ですから、これからに大いに期待しましょう。

 椎名鯛造くんは、さして重要な役ではありませんが、ダイビング・スクールの仲間として、結構、出番が多く、それなりに活躍していました。ダイビング・シーンはほとんどありませんでしたけど、椎名くんもそれなりにダイブできるようになったのかな?

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