SSブログ

「最遊記歌劇伝-Go to the West-」 鈴木拡樹、椎名鯛造、載寧龍二、小野田龍之介、田中精 [演劇]

【物語】
 文明と信仰の源“桃源郷”、かつて人間と妖怪は共存し、それぞれが穏やかな生活を送っていた。
 しかし、突如世界を満たした負の波動によって狂暴化した妖怪が、人間を襲い始める。
 その元凶である牛魔王の蘇生を阻止するため、三仏神に命を受けた玄奘三蔵は、孫悟空・沙悟浄・猪八戒とともに、西域・天竺に向かって旅を始めるのであった。
 4人は旅の中で確かめる、自らの“過去”、そして、4人が共に旅を続ける理由を…。
 次々に襲いくる刺客と戦いながら旅を続ける4人であったが、道中でとある妖怪退治の救世主の噂を耳にする。
 それは、三蔵の忘れ得ぬ過去との戦いの始まりであった。

【日時】 9月13日(土)~9月21日(日) 全15回公演
【会場】 天王洲銀河劇場
【CAST】玄奘三蔵:鈴木拡樹、孫悟空:椎名鯛造、沙悟浄:丸山敦史、猪八戒:載寧龍二、紅孩児:小野田龍之介、独角:上野亮、ニィ健一:唐橋充、六道・朱泱:岩田有民、観世音菩薩:RYOHEI、二郎神:堀池直毅
アンサンブル・・・廿浦裕介、田中精、江本和広、山川裕大、竹森直亮、長村一貴
【料金】 S席/\6,800(税込・全席指定) A席/\5,800(税込・全席指定)
【原作】 峰倉かずや『最遊記』
【演出】 毛利亘宏(少年社中)
【脚本】 毛利亘宏・津山冬花
----------------------------------------------------------------------------------------------------
 「ここはグリーン・ウッド」の如月瞬をはじめ女の子のような男の子を演じることが多かった鈴木拡樹くんがどんな玄奘三蔵を演じるのか、興味津々で観て来ましたが、原作どおりの意外と男っぽい三蔵でありました。初日と言うこともあって、いくつか台詞を噛んだり、タイミングを間違えたりしていたようですが、そんな細かいことは気にせず、一気に突っ走ってしまう感じは結構、好感が持てます。何よりも演じていて楽しそうに見えます。鈴木拡樹くんは見掛けによらず、案外、体育会系なのかも・・・。

 孫悟空を演じる椎名鯛造くんは、やんちゃな少年そのまんまという感じの悟空です。同じ銀河劇場で6月に演じた「サムライモード」を再演しているような感じでした。殺陣では、跳び蹴りは格好良いのですが、背が低いので、回し蹴りは今一です。

 猪八戒を演じる載寧龍二さんの舞台を観るのは初めてですが、割と面白い芝居です。鈴木拡樹くんよりも高いぐらいの声と見かけとのアンバランスも面白いかも。それに割とお茶目です。

 紅孩児を演じる小野田龍之介くんは、まだ17歳と若いのですが、主なキャストの中では一番、歌とダンスが良かったように思います。ただ、殺陣がダンスになってしまっていたのは、ちょっと残念でありました。「風魔の小次郎」で鈴木拡樹くんと共演した古川雄大くんのような綺麗な動きで、キックの時の足も高く上がるのですが、人を殺さんばかりの迫力には欠けます。今後の成長と活躍に期待しています。

 アンサンブルの田中精(すぐる)さんは猪八戒の敵役、瓶詰めにした目玉を持って、ちょっとピントのずれてしまった村の青年?での登場でした。相変わらず地味ながら、細かい演技です。折角なので、前説か何かで、トークも聞きたかったところです。

 全体のストーリーは原作やアニメに近いようですが、ところどころ笑いのツボは毛利亘宏さん独特の感じなので、原作ファンやアニメファンには、やや戸惑いがあったかも知れません。千秋楽辺りになれば、観客の皆さんも慣れてきて、だいぶ笑い声が立つかと思いますが、それまでは、大声で笑うと顰蹙を買うかも知れません。

 そう言えば、アニメの主題歌を歌っているのは、徳山秀典くんでありました。

最遊記 (1)

最遊記 (1)

  • 作者: 峰倉 かずや
  • 出版社/メーカー: スタジオディーエヌエー
  • 発売日: 2002/10/26
  • メディア: コミック



STILL TIME

STILL TIME

  • アーティスト: 徳山秀典,黒沢健一,遠山裕
  • 出版社/メーカー: エニックス
  • 発売日: 2000/11/22
  • メディア: CD


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:演劇

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。