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Musical Show 「“D”~永遠という名の神話~」(博品館劇場、新橋) 東山義久、良知真次、佐野大樹、原知宏 [演劇]

【物語】
 一条の閃光か・・・、鮮やかにスクリーンを駆け抜けた若者がいた。
 真っ赤に燃えたぎり、終わる事のない伝説を残して去って行った“夢”。
 ヒーローのバックグラウンドを綴る青春ストーリー。

■期間:2008年10月1日(水)~10月12日(日)
■会場:博品館劇場(銀座8丁目、新橋)
■脚本・演出:荻田浩一(宝塚歌劇団)
■音楽:玉麻尚一
■出演:東山義久、舞風りら、朝澄けい、良知真次、佐野大樹、原知宏、平澤智、戸井勝海、峰さを理
■料金:7,800円(全席指定・税込)
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 若くして逝った俳優ジェームズ・ディーン、”D”の物語。役者が過去の役者を演じて、舞台上で芝居?をするという「キーン」などと同じパターン。ただし、“D”の場合は、演じているのが映画の役なのか、D自身なのか、判然としなくなっている。ジミー(”D”)を演じるのは、東山義久くん。年齢的に、ティーンエージャー(10代)を演じるのは、やや無理がないでもないという気もするが、何とかこなしてます。

 佐野大樹くんはミュージカル初挑戦ということで、まさか歌って踊るのかと思いきや、さすがに、そんな冒険はせず、audienceとしてナレーター、進行役に徹していました。コーラスで歌うシーンが2回ぐらいあった程度でしょうか。

 良知真次くんは、ソロで歌うシーンもあり、主役の東山義久くんと絡むシーンも多々あって、原知宏くんとともに、準主役という感じです。劇中で演じた若き日のポール・ニューマンのように、派手さは無くとも長く生き残って欲しいものです。名作映画「スティング」(1973)はポール・ニューマンが48歳の頃の作品ですから、25歳の良知くんは、まだまだ、これからでしょう。
 良知くんは俳優サル・ミネオの役も演じ、サルとして、精神的に不安定で純真な少年の役も演じますが、知的で理性的なポールを演じた時の方が若い頃のポールはあんな感じだったかもと思わせてくれて、なかなか良かったです。

 原知宏くんはDIAMOND★DOGSの中で一番の役者でしょう。「がんまげ」では和服も似合うことを示してくれました。今回も、ディーンの一歩前を進み、ディーンを敵視しつつも実は似たもの同士というマーロン・ブランドを好演してくれました。
 年を重ねると体力的にダンスは辛くなりますし、中河内雅貴くんや古川雄大くんのような若いダンサーが次々と出て来ますから、原くんは本格的に役者になっても良いように思いますが、どうでしょうか。

 ところで、原くんも元ジャニーズJr.で、良知くんと同じグループ(MA)に属していたことがあるようです。ジャニーズ事務所の裾野の広さ、競争の厳しさには感心します。
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