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「ある日、ぼくらは夢の中で出会う」(全労済ホール、スペースゼロ) 中村優一、永山たかし、土屋裕一 [演劇]

 20年以上の歴史を持つ名作を今、注目の若手男優4人が演じると言うことで、観てきました。
 中村優一くんは、昨年の「ソフィストリー~詭弁」、永山たかしくんは「私がオバさんになってる!?」や「ファニーバニー」、土屋裕一さんは「絢爛とか爛漫とか」などで、良い演技を見せてくれていましたので、今回も期待していましたが、期待を裏切らない良い出来でした。

 まず、キャスティングについて、新米刑事、新人誘拐犯の役を4人の中で一番若い中村優一くんが演じるのかと思いきや、永山たかしくんが演じました。さすがに、まだ、中村くんでは主役を演じるのは無理と言うことでしょうか。

 一方、新米刑事の上司となる刑事部長、新人誘拐犯のボスとなる誘拐犯の主犯は、予想どおり土屋裕一さんでした。
 ちなみに、永山くんは1978年11月生まれ、土屋さんは1979年2月生まれで、学年は一緒ですが、永山くんの方が年上です。土屋さんが永山くんに「そろそろ老けなさい」というのも、よく分かります。

 また、19歳の中村くんが別れた妻との間に娘がいるベテラン刑事役を演じるというのも、少々無理があるように思いますが、意外と無難にこなしていました。子供(「家族善哉」の中学生など)から今回の大人まで、幅広い年代を演じられるというのは、役者として、先が楽しみです。

 津村知与支さんは、本人もパンフレットに書いていましたが、初めて舞台を拝見させていただきました。
 悪くはないのですが、ただ、全体に印象が薄いような感じ、陰の薄い存在でした。4人の中で最年長ですけど、もっと弾けても良かったように思いました。

 作品全体のテーマは、本物とは何ぞや、オリジナリティとは何ぞや、という感じのコピー全盛の今となっては、やや古くさい感じですが、それがかえって、懐かしくもあり、また、新鮮なのかも知れません。

 ところで、劇中、本当にカップヌードルとケーキを食べていましたが、公演期間も半ばを過ぎると、あれは結構苦痛になるかも・・・。今は、まだ、結構、美味しそうに食べていましたけど。


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