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今週の映画、演劇 4月21日-4月27日 [公演情報]

「夏の夜の夢」(シアターサンモール、新宿御苑前) 4月21日、24日、27日

公演日程 2008年4月17日(木)~5月11日(日)
公演会場 新宿シアターサンモール (地下鉄丸の内線「新宿御苑前駅」大木戸方面出口より徒歩3分)
料金(全席指定/税込み) 一般(前売):\5,200  一般(当日):\5,400  FC(前売・当日共):\5,000

【解説】
 面白くて楽しくて夢いっぱいで…幸せになれるステージ!
 祝祭劇として最高傑作と呼ばれるシェイクスピアの名作を、Studio Lifeは歌あり・踊りありのアクティブなステージに仕上げました。
 60・70年代テイストの衣装と歌でアレンジした「今まで見たことがない新しいシェイクスピア」の舞台は、2006年の初演時12,000人を超える観客を動員し、早くから再演希望が殺到した傑作舞台です。
 妖精と人間が入り混じっての恋の鞘当てが、シェイクスピア特有の長台詞に乗せられて痛快に楽しく展開する人間模様。
 「人生の祝宴」をテーマに繰り広げられる華麗な舞台は、見終わった後、すべての人に夢と感動と幸福感を残します。
 60・70年代の数々の名曲に倉田淳・オリジナル歌詞をのせてお贈りする、まったく新しい「夏の夜の夢」をどうぞご期待ください!

【STORY】
―――うたた寝の一場のまぼろし たわいない物語は 根も葉もない 束の間の夢 ―――
いつでもないいつか、どこでもないどこか。
森に入り込んだ、ワケありな2組の若き男女。
妖精王オーベロンと女王ティターニアのささいないさかいに、若者たちは巻き込まれます。
妖精パックの勘違いも手伝って、事態は思いもよらぬ展開に…。

【CAST】
          Luna(ルナ)  Diana(ディアナ)
ライサンダー    曽世 海司   山本 芳樹
ディミートリアス  仲原 裕之   奥田 努
ハーミア      岩﨑 大    松本 慎也
ヘレナ       坂本 岳大   関戸 博一
パック       倉本 徹    小野 健太郎
オーベロン         石飛 幸治
ティターニア        林 勇輔
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 岩﨑大さんを中心とするアクロバットもしくはお笑いチーム(L)を観てきました。岩﨑さんと坂本さんの巨大女が争う姿は迫力満点です。岩﨑さんは盛んにジャンプして、アピール、他の人は、それに合わせて、無駄に動き回るという感じかも。

 Dチームも観ましたが、今回はLチームの方が面白い。倉本さんの老いぼれパックも面白いし、岩﨑ハーミアVS坂本ヘレナの怪獣大戦争も笑える。
 仲原ディミートリアスも面白い。

 Dチームの松本ハーミアと関戸ヘレナの方も対抗して、台の上から飛び降りますが、さすがに飛び上がることは無理、また、岩﨑ハーミアのように、曽世ライサンダーの頭の上を飛ぶということも、さすがに無し。
 やはり、Lチームは、アクロバットチームでしょう。

 歌唱指導をカサノボー晃さんがしていますが、こちらも相当、苦労したのではないかと・・・。
 石飛さんと山本くんぐらいかな? 一応、歌えるのは。冨士亮太くんも頑張っているけど・・・。

 キャスティングとしては、三上ハーミアと仲原ライサンダー、青木ヘレナ、大沼ディミートリアス辺りの組み合わせも、なかなか面白いのではないかと思う。


明治座NEO時代劇「HAKANA」(「いとしの儚」より)(明治座) 4月25日

公演期間 4月18日(金)~4月27日(日)
料金(税込) S席 9,000円  A席 6,500円  B席 3,500円
作:横内謙介
演出:杉田成道
人形遣い:ホリ・ヒロシ
出演:藤本美貴 大口兼悟 山本亨 住谷正樹(レイザーラモン) 出渕誠(レイザーラモン) 村杉蝉之介 松澤一之 片岡サチ ホリ・ヒロシ 多田直人 南翔太

【あらすじ】
親兄弟、妻子は元より心を許した幼なじみの1人も持たない天涯孤独の流れ者。
手癖は悪いし意地も汚い人間のクズ、博打打ちの鈴次郎(大口兼悟)。

掛け金のなくなった鬼シゲ(住谷正樹)は、最後の勝負で世界一の女を賭け鈴次郎に挑む。
もちろんツキの神様・賽子姫(ホリ・ヒロシ)に気に入られている鈴次郎が負けるはずがない・・・

鬼シゲが用意した女とは墓場の死体を集めてこしらえた女だった。
ついさっき生まれて死んだ赤子の魂を入れて完成させた美しい女。

ただし、この女は生まれてから100日間は抱いてはいけないという。
100日間を経たずして抱いてしまうと水になって流れてしまうというのだ。
名前は、人の夢儚しの「儚(はかな)」(藤本美貴)。

心は子供でも身体は大人の女性。自分の欲望を抑えつけて儚に接する鈴次郎。
鈴次郎になつき、一緒にいることで言葉遣いや素行も悪く育っていく儚。
僧の妙海(松澤一之)は儚を寺に預け教育することを薦め、反対する鈴次郎にサイコロ勝負を挑む。
なぜか、賽子姫の鈴の音が聞こえず、あっさりと負けてしまう鈴次郎。
それからというもの鈴次郎は賭博でも連日負け続ける。

鈴次郎のために女性としての教養、言葉遣い、男の喜ばせかたまで身につけた儚。
しかし全てが気に入らない鈴次郎。
賭博をやめて二人で暮らさないかと鈴次郎に想いを必死で伝える儚。
だが他人に想いを掛けられたことなどない、鈴次郎のとまどい。
その時。賽子姫の鈴の音が聞こえてくる。
「自分には賭博しかない」と言い捨てて鈴次郎は駆けていく。

鈴次郎は百両を借りに妙海を訪れるが、聞き入れられずついに妙海を刺し殺してしまう。
かけつけた儚は涙ながらに「なんでこんなことをするのか」と鈴次郎をなじるが、鈴次郎も最後の勝負だと決意している。
「これっきりだ、最後の勝負だ、二百両になったら土地を買って、儚、一緒に暮らそう。そして一生償って生きる。」

宿敵ゾロ政(村杉蝉之介)との最後の勝負に挑む鈴次郎。
あっという間に百両をすり、ついに儚を賭けてしまう。
頼みの賽子姫の鈴の音は、最後まで聞こえない。

女郎にされた儚。
しかしどんな男でもあっという間にいかせてしまい、決して最後まではさせないという。
大評判となり、ついた名前が「させず太夫」。
そして、99日目。あと1日で儚の夢がかなうという日。
放浪の鈴次郎が、身を隠しながら儚を見守る。

あと一日で人間になれる儚・・・。人間になって、鈴次郎に抱かれたい儚の夢は・・・。
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 当日、プログラムを買ってから、多田直人さんと南翔太くんが出演していることを知りました。そんなこと、予告やチラシに書いてなかったぞぉ!
 多田直人さんも南翔太くんも、その大勢の一人ですが、多田さんは博徒の一家の子分と殿様の家来、南くんは賭場の客の町衆(旦那衆)で、させず太夫に入れ込む役という感じでありました。
 客席に森陽太くんがいたので、今回はサインを頂いてしまいました。彼は意外と目立つのです。役者としては、良いことです。「誰ソ彼」も期待しましょう。


「その鉄塔に男たちはいるという」(青山円形劇場) 4月26日 

公演期間 2008年4月24日(木)~5月1日(木)
劇場 青山円形劇場
脚本 土田英生
演出 茅野イサム
出演 土屋裕一(*pnish*) 鷲尾昇(*pnish*) 上原健太(扉座) 黒川薫(グリング) 小須田康人
企画・製作 *pnish*
チケット料金  前売・当日 4,000円(全席指定/税込)
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 土屋裕一くんが何を目指しているかは分るけど、この作品自体は、よく分からない。
 小須田康人さんは、凄い役者だなと思うし、茅野イサムさんも、この訳の分らない作品を手際よく、面白く仕立て上げる手並みは、さすがだなと思う。
 D-BOYSの6月公演の演出を茅野イサムさんが担当することもあって、柳浩太郎くんがごく普通に自然に観劇してました。しかし、柳くんの観劇態度・姿勢は真面目です。改めて感心しました。


「オープン・The・Show」(東京芸術劇場小ホール2、池袋) 4月26日

作・演出 吉村 ゆう
出演: 井田國彦 風花舞 小田井涼平 源 鈴木てるみ にわつとむ 石川よしひろ 中丸シオン 武田裕光 彩音りん 上南友美 平野勲人 杉崎真宏 山崎直樹 大衆演劇の座長 瞳ひろし(劇団夢の旅) 門戸竜治(劇団龍) 春夢二(劇団小町)
会場 東京芸術劇場 小ホール2
期間 2008/04/18(金)~2008/04/27(日)
料金 全席指定:\6.000 (未就学児童入場不可)
【解説】
 俳優、いない。女優、いない。スポンサー?一緒に逃げた!
 残った5人と新人で、はたして幕は開けるのか?
 大衆演劇の小屋を舞台に、小屋主、街の連中を巻き込んで、初日の幕を開けるまでを描く、ワンシュチュエーションコメディー!
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 笑いの中にも涙ありという品の良いコメディです。特に麗子(風花舞)が座長と籍を入れない理由は・・・泣けます。
 ギター演奏担当の石川よしひろさんのボヤキも面白い。
 平野勲人さんと山崎直樹さんの味が何とも言えず、心地好い。
 小田井涼平さんが大店の婿養子ながら、座長(井田國彦)に惚れているオカマ?の役というのも、なかなか面白い。小田井さんは、単なるアクションスター、ライダー俳優ではなく、色んな役をこなせる俳優さんです。


アトリエ・ダンカンプロデュース「空中ブランコ」(東京芸術劇場中ホール、池袋) 4月27日

▽日程:2008/4/20(木)~5/5(月)
▽会場:東京芸術劇場中ホール
▽出演 宮迫博之(雨上がり決死隊) 佐藤江梨子 坂元健児 高橋由美子 小林高鹿 永山たかし 上山竜司(RUN&GUN) 汐崎アイル FLIP-FLAP 太田緑ロランス 中島徹 G-Rockets 今奈良孝行 ぼくもとさきこ 川原正嗣 吉田メタル(劇団☆新感線) 酒井敏也 尾藤イサオ
▽原作 奥田英朗(文藝春秋刊)
▽脚本 倉持裕
▽演出 河原雅彦
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 宮迫浩之さんの独り舞台という感じで、宮迫さんがでないシーンは、あまり面白くない。しかし、伊良部(宮迫博之)先生は実に面白い。あんな精神科医は実際にはいないが、いたら、きっと流行るだろう。
 サーカス団という小さな閉鎖された集団の内で、徐々に心が蝕まれていく人々に中に飛び込んで、ハチャメチャに引っかき回す伊良部は・・・面白い。
 サーカス団の中で、昔気質の尾藤イサオさんと、汐崎アイルくんだけがまともかな?
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コメント 2

芹夏

初めてコメントいたします。芹夏といいます。
私も若手の俳優さんの成長される姿を見たり、感じたりするのが大好きで応援しています。
frhikauさんの観劇の感想や俳優さんに対する感想を読んで、とても共感しました。
一番は、以前書かれていた齋藤ヤスカさんに関するブログです。【愛の言霊】についてか、BLの映像化に関することだったと思いますが、私もそういうものに出ている俳優さんの中で、齋藤ヤスカさんが一番力を持ってるんじゃないかな、と思っていました。これからの成長に期待大です。

来月、【空中ブランコ】を観劇する予定です。
宮迫さん演じられる伊良部は原作を読んでも、面白かったです。期待できますね。
この舞台では若手の俳優さんも何人かいらっしゃるので、そちらも楽しみにしています。
アイルくんや上山竜司くんががんばっている姿を早く見たいと思います。

これからもfrhikaruさまのブログを楽しみにしています。




by 芹夏 (2008-04-29 22:52) 

frhikaru

芹夏さん、はじめまして。コメントありがとうございます。
毎度、好き勝手なことを書き連ねていますから、もしも、不愉快になったりしたら、その時は勘弁して下さい。

「空中ブランコ」には、永山たかしくんと上山竜司くんが先輩後輩の関係で出演してますが、この二人、何の縁か、以前から友達のようです。割と年は離れているのですが・・・。

汐崎アイルくんは出番が少なく、台詞も少なかったなぁ。
上山くんの同僚、中島徹さんは意外と歳をくっているのですが、若く見えます。これから、ちょっと注目してみようかと思ってます。
by frhikaru (2008-05-01 04:12) 

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