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今週の演劇 5月22日-25日 [公演情報]

演劇バトルロイヤル!!「ガンまげ」(紀伊國屋ホール) 與真司郎ほか 5月22日

【解説】
小劇団オールスターズ夢の競演!
演劇界VS芸能界!!誰の演技がイチバンか!!!
数多くの人気劇団を排出した演劇の聖地『紀伊國屋ホール』にて、各劇団の人気俳優が演劇バトル!!
歴史に残る演劇界エンターテインメントバトルが今始まる!!

【演出】 高橋いさを(劇団ショーマ)
【脚本】 鴨下裕之(演劇ユニット ヰタ・マキ)
【出演者】 與真司郎(AAA)、福井未菜(ホリプロ)、赤澤ムック(黒色綺譚カナリア派)、市橋朝子(タテヨコ企画)、井上真凰( 絵本工房)、江見昭嘉(MCR)、加藤裕(クロカミショウネン18)、倉方規安(InnocentSphere)、児島功一(劇団ショーマ)、後藤飛鳥(五反田団)、鈴木歩己(1967~)、高木エルム(柿喰う客)、高野ゆらこ(毛皮族)、高山奈央子(KAKUTA)、仲坪由紀子 (ハイレグタワー)、温井摩耶(演劇集団キャラメルボックス)、馬場巧(演劇ユニットヰタ・マキ)、原知宏(D☆D)、堀池直毅(少年社中)、本郷小次郎(劇団マッチョドラゴン)、山崎雅志(ホチキス)、和田ひろこ(oneor8)
【日替りゲスト】豊口めぐみ、須黒清華、高橋亜弓、長谷部優
【公演日】 2008年5月21日(水)~28日(水) 全10ステージ
  平日 19:00開演  土日 14:00開演、18:30開演 
【会場】 紀伊國屋ホール(東京・新宿)
【料金】 全席指定 前売り 4,500円  当日 4,800円
【主催】 テレビ東京

演劇バトルロイヤル公式HP
http://www.tv-tokyo.co.jp/gunmage/
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 前回、「研修医魂(けんだま)」では、今一歩という感じのした與真司郎くん、今回はどうでしょうか。「美味学院」では、なかなか面白かったのですが、今回はくせ者揃いの小劇団の役者たちに混じって、どこまで闘えるか、まさにバトルという感じです。

 「ガンまげ」を観て参りました。
 主役は、原知宏くん、児島功一さん、仲坪由紀子さんの3人でしょうか。

 育ての親と生みの親というと、大抵は母親2人ですが、こちらは二人の父親です。最初の30分ぐらいで、最後のオチまで予想できてしまえそうな、割と単純なストーリーですが、結構、楽しめます。

 でも、あの右手が最後に役に立つとは・・・さすがに想像しませんでした。バラス、ばらすと言いながら、何で、いつまでも、舞台に置いておくのか、ちと不思議ではありましたけど・・・。

 與真司郎くんは、客寄せパンダならぬ、客寄せマスコットです。與くんの演技は・・・「相変わらず、○○よのぉ」(悪代官風)という感じですが、平日の夜の紀伊國屋ホールがほぼ満席ですから、上出来と言えるでしょう。

 さて、くせ者揃いの役者の中で良かったのは、マネージャーの倉方規安さんとか、何でも5分のADの後藤飛鳥さんとか、制作部の和田ひろこさんとかでしょうか。

 皆さん個性的で、目立ちだがりなので、なかなか楽しめます。

 ちなみに、與くんは、歌とダンスと芝居の中で、芝居が好きと言うことなので、今後とも、舞台に立つことでしょう。これから、どう育っていくか、楽しみであります。何しろ、まだ、酒も飲めない未成年ですから、先は長いですよ。


「わが魂は輝く水なり-源平北越流誌-」(シアターコクーン) 野村萬斎、長谷川博己ほか 5月24日

【解説】
 源平合戦(平安末期)の時代、源氏と平家の間で勇猛果敢に生きた武将斎藤実盛(1111年~1183年)の姿を叙情豊かに描いた清水邦夫の名作です。演出はシアターコクーンの芸術監督でもある蜷川幸雄。共に一時代を築いた2人は近年再びコンビを組み『真情あふるる軽薄さ2001』、『幻に心もそぞろ狂おしのわれら将門』、『タンゴ・冬の終わりに』などの名作を蘇らせ、絶賛をあびました。
 主人公の斎藤実盛を演じるのは、狂言師としての精力的な活動だけでなく、NHK時代劇『鞍馬天狗』などドラマや映画でも独特の存在感を魅せる野村萬斎。実盛の息子・五郎を演じるのは、『NINAGAWA十二夜』で歌舞伎の新境地を魅せ、また映画でも活躍が目覚ましい尾上菊之助。

作:清水邦夫
演出:蜷川幸雄
出演:野村萬斎、尾上菊之助、秋山菜津子、大石継太、長谷川博己、坂東亀三郎、廣田高志、邑野みあ、二反田雅澄、大富士、川岡大次郎、神保共子、津嘉山正種
公演日程:2008年5月4日(日・祝)~27日(火)
会場:Bunkamuraシアターコクーン
料金:S・¥10,000 A・¥8,000 コクーンシート・¥5,000(税込)
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 時代は源平合戦、源義経らが活躍した頃の話ですが、歴史の教科書にも出てこないマイナーなエピソードです。北陸の地元の人の間では有名な斎藤別当実盛の悲劇です。源氏と平家の板挟み、宮仕えの悲しさ、歴史の流れと時の権力に翻弄される実直な老武士の物語、涙無しでは語れないと・・・となるか否か? 楽しみです。
 松任、根上、柴山潟と懐かしい地名が沢山出てきて、ちょっと嬉しくなりました。
 野村萬斎さんは、時代物を演じると、迫力と凄みがあって、素敵です。時代を生き抜いた男の力強さや醜さ、おぞましさ、そんなものを表現できる数少ない役者でしょう。
 長谷川博己さんの演じる平維盛、なかなか笑えます。長谷川博己さんというと、いつも色っぽい艶やかな役を演じることが多いのですが、今回は、ある意味、新鮮でした。
 巴御前を演じる秋山菜津子さんも、素敵というか、凄いというか、壮絶です。
 川岡大次郎くんは、割と早い段階で殺されてしまうのですが、役名もあるし、台詞もあるし、そこそこ重要な役なので、良しとしましょう。


「第17捕虜収容所」(東京グローブ座) 三宅健ほか 5月25日

【解説】
 ドナルド・ビーヴァンとエドマンド・トルチンスキー作によりブロードウェイで舞台化、さらに鬼才ビリー・ワイルダーにより映画化され絶賛された、戦争映画不滅の金字塔作品「第17捕虜収容所」。
 脱出劇、スパイ探しのサスペンス、シリアスな人間模様など、現代社会においても共感がもたれる名作に、三宅健が挑む!

【物語】
 時は、第二次大戦後期の1944年12月、ドイツ軍占領地域にある第17捕虜収容所は、アメリカ空軍の軍曹ばかりを収容している。
 冒頭、二人の捕虜が脱走を試みるが、地下トンネルから地上に出た所で待ち伏せていたドイツ軍警備兵の機関銃によって射殺されてしまう。
 リーダーのホフマン(松村武)や安全部長のプライス(袴田吉彦)は、周到な計画が露見したのは密告者がいるのではと疑問を持つ。
 容疑者として浮かび上がったのが、脱走計画に否定的で、物持ちがよくて比較的贅沢な暮らしをしているセフトン(三宅健)であった。
 クリスマスが間近のある日、ダンバー中尉(小林十市)が彼らの棟に収監されてくる。中尉は、護送途上の駅で時限装置によりドイツ軍の弾薬輸送列車を爆破するという破壊活動をしていたのであった。
 この情報を察知した所長シェルバッハ大佐(斉藤洋介)が直ちに上層部に報告すると、SS本部より中尉を引取りに来ることとなった。
 密告者は、資産家の中尉を快く思ってなく、尚かつ平素より言動が疑わしいセフトンである、と決めつけた捕虜たちは、棟内で彼を半殺しにしてしまう。
 密告者は誰なのか、そのドイツ側との連絡方法は?・・・・セフトンは身の潔白を晴らし、自分に罪を着せた者に復讐する為に独自の探索を始めるのであった。

【作】 Donald Bevan &Edmund Trzcinski“STALAG17”
【演出】 鈴木裕美
【出演】 三宅健 田中幸太朗 おかやまはじめ 松村武 小林十市 堀文明 小村裕次郎 粟野史浩 池上リョヲマ 瀧川英次 斉藤洋介 袴田吉彦
【公演日程】 2008年5月19日(月)~6月8日(日)全24公演
【会場】 東京グローブ座
【料金】 S席 8,500円 A席7,500円 B席5,500円(全席指定・税込)
【主催】 フジテレビジョン
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 名前と異なり、滅多にシェイクスピアものを上演しない東京グローブ座ですが、珍しくFCのチケットが取れたので、観てきます。土日公演でチケットが取れたということは、三宅健くんの人気にも陰りが出てきたと言うことか?
 キャスティングを見れば、誰が本当の密告者かは一目瞭然だと思うのですが、そこは往年の名作、なかなか楽しめます。
 捕虜のリーダー、ホフマンを演じた松村武さんがなかなか良い味を出していました。 
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