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「ココロノカケラ」~avex group The 20th Anniversary~(青山劇場、表参道) 西島隆弘、中村真知子、デーモン木暮、小笠原大晃、渋谷亜希、鈴木亜美、西村寿彦 [演劇]

■公演期間:2008年9月15日(月・祝)~9月29日(月) 全16公演 [18日と24日は休演日]
■劇場:青山劇場
■脚本:きだつよし
■演出:岡村俊一
■出演者:西島隆弘(AAA)(9/25~29、9/28夜を除く)/相葉弘樹(9/15~23、9/28夜のみ)[Wキャスト]、馬場徹、小笠原大晃、篠田光亮、中村真知子、デーモン木暮、渋谷亜希、鈴木亜美、別紙慶一、西村寿彦、黒川恭佑
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 相葉弘樹くんの回に続いて、Wキャストの西島隆弘くんの回を観て来ました。

 本業はダンスがメインの歌手なので、歌とダンスが上手いのは当然として、芝居も、そこそこ見せてくれる西島くんですが、今回は、さすがに連日(9月22日、23日)の武道館コンサートの直後だけに疲れがあったのか、ちょっと物足りない感じでした。あるいは、相葉くんの出来が良過ぎて、物足りなく感じるのかも知れません。

 「ハロルドとモード」で、やたらと飛び跳ねる元気の良い少年ハロルドを演じた時の西島くんは、なかなか良かったのですが、初恋の人である年上のおばさん漫画家を裏切って、若いアシスタントの女の子に乗り換える辺りのエイジとか、幼馴染みの若い女盗賊よりも、おばさん救世主を選ぶ時のエイフとかは、今の西島くんには、ちょっと無理があったようです。
 西島くんが演じた、死期の近い老婆を一途に愛する幼い少年、仕事熱心な母親に愛を求める少年ハロルドは、とても良かったのですけど、影のある役や裏と表のある役は、今後の課題でしょうか。

 王子様(prince)はともかく、ナイト(騎士)としては、背が高くてスタイルの良い相葉くんと比べられると・・・、タラコ唇の西島くんは、やはり見劣りしてしまうという感じです。
 デーモン木暮さんや渋谷亜希さんらが何度かアドリブ?で、西島くんのことを「タラコ唇」、鈴木亜美さんのことを「アヒル口」と言ってましたが、相葉くんは・・・「王子様」でした。
 もっとも、昔の八重歯の相葉くんだったら、マントを翻すと、ナイトではなく、ドラキュラになってしまいそうなので、愛人2号のエマ(渋谷亜希)がナナジ(鈴木亜美)に対して言う台詞は「『タラコ唇』と『ドラキュラ』、どっちが好きなんだ?」になっていたかも知れません。
 それにしても、中村真知子さんに対する「おばさん」攻撃と言い、岡村俊一さんの演出は、かなり過激です。

 この「ココロノカケラ」というミュージカル舞台は、そもそもは、YU-KIさんと鈴木亜美さん、この二人と相葉弘樹くんを共演させて、相葉くんを歌手としてメジャーデビューさせるためのイベント企画という気もしますが、肝腎の相葉くんを「テニスの王子様」福島公演に取られたりして、西島くんを代役に使わざる得なくなった挙げ句に、YU-KIさんが病気で舞台に立てず、中村真知子さんを代役に立てて演出変更という散々な結果になったという感じがします。

 それでも、相葉くんを売り込むことには成功したのではないでしょうか。avexから歌手としてデビューする日も、そう遠くないかも・・・。
 しかし、ある程度、人気を煽っておいてから、満を持して歌手デビューというのは、ジャニーズ事務所の十八番ですが、avexも同じ手を使うのでしょうか。AAAの時は、オーディションで選んで、とりあえず、グループを組ませ、すぐに歌手デビューさせて、暫くはドサ廻りという感じでしたけど・・・。

 そんな訳で、小笠原大晃くん演じるシャープと対になる反乱軍の幹部?、フラットを演じた西村寿彦さんも、とても歌は上手ですが、扱いは低いです。

 最後に、中村中さん作詞・作曲の「チューインガム」を浦田直也くんとともに唄っている西島くんのことですから、「友達の詩」を歌って欲しかったところですが、さすがにシーン的に無理があったようです。YU-KIさんが出演していたら、歌っていたのかな?

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