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「風が強く吹いている」(テアトル銀座、京橋) 黄川田将也、和田正人、渋江譲二、高木万平、高木心平、松本慎也、荒木宏文 [演劇]

【原作】 三浦しをん(新潮社刊)
【演出】 鈴木裕美
【脚本】 鈴木哲也
【出演】 黄川田将也/和田正人/渋江譲二/高木万平/高木心平/松本慎也(Studio Life)/鍛治直人(文学座)/瀧川英次/粕谷吉洋/デイビット矢野/伊藤高史/樋渡真司/近野成美/荒木宏文/花王おさむ
【企画・製作】 アトリエ・ダンカン イープラス
【日程】 2009年1月8日(木)~18日(日)
【会場】 ル・テアトル銀座
【料金】 7,500円(全席指定・税込)
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 マンガにもなっている小説「風が強く吹いている」の舞台版です。現在、小出恵介くんと林遣都くんの主演による映画版の撮影も行われています。

 さて、正直、あまり期待せずに観に行ったのですが、思いの外、面白かったので、休憩時間にリピーター・チケット(4,000円)を買ってしまいました。
 第1幕と第2幕の前半は陸上部の学生寮となっている竹青荘の中での物語で、雰囲気は「僕の東京日記」と「宝塚BOYS」を足したような感じです。奇をてらわず、比較的オーソドックスな演出も好感が持てます。キャストの個性を引き出しつつ、台詞と演技で見せるスポーツ青春物語という感じです。

 駅伝小説なので、一応、走るシーンもあります。休憩15分込みで、3時間の長丁場のうち、最後の1時間が駅伝シーンになります。一人が5分間、走ったとしてもとしても、10人で50分、結構、時間が掛かりますが、これが駅伝、長距離走というものなのでしょう。
 この走るシーンでは、ランニングマシンを舞台に置いて、その上で役者が走ります。たまに、よろけてましたけど、走りながらの台詞や演技は、結構、辛いかも。

 さて、今回の観劇の目標の一つは、高木万平くん・心平くんの一卵性の双子を見分けること。ON/OFFの坂本直弥くん・和弥くん兄弟のように二卵性の場合は、割と簡単ですが、一卵性の場合は見分けるのが大変です。
 これまで、一人ずつの舞台は、「ロストデイズ」、「義経」などで、何度か観ていますが、二人を同じ舞台で観るのは初めてです。

 開演前にパンフレットで予行演習し、「よし、大丈夫。見分けられる」と確認して、いざ本番へ。冒頭、まず、一人目が階段を降りてきたところで、これはジョージ(高木心平)だろうと思いつつ、もう一人の登場を待つ。二人が揃って、並んだところで、最初がジョージ、二番目がジョータ(高木万平)であることを確認して、本日の目標、クリア。
 と思ったら、銭湯から帰ってきた二人の区別が付かない。あれれ、と思っていたら、上着を取り替えて、二人が他のメンバーを騙してからかうシーンでありました。

 その後は、髪型を微妙に変えたり、腕時計を変えたりして、観客にも二人の区別が付くように配慮していたので、特に迷うこともなく、お二人を見比べさせていただきました。
 一人だけだと、さすがに、どちらか分かりませんが、二人並ぶと、微妙に頬が大きくて、顎が丸いのが心平くん。逆に、ちょっと頬が痩けていて、顎が尖っているのが万平くんです。また、喋っているときに、高い声は、ほとんど同じですが、心平くんの方が時々、少し低い声になります。

 映画版では、斎藤慶太くん・翔太くんの二人がジョータとジョージを演じるようですが、残念ながら、この二人は未だに区別が付きません。「王様のブランチ」でも、仕事の都合で、髪型や色でも変わっているときでないと、違いが分かりません。聞くところによると、たまに入れ替わっていることがあるとか・・・。

 主役の黄川田将也くんは、何度か台詞を噛んでましたけど、初舞台ですから、こんなものでしょう。正月休みに久保田悠来くんを見たさに、「ディア・フレンズ」と「仮面ライダー THE NEXT」を観たのですが、どちらも主演男優は黄川田将也くんでありました。身勝手で軟派なDJのお兄さんと、真面目で初心な理科の先生=正義の味方という映画の役を思い出しつつ、「ホワイトアウト」の金髪のテロリストが成長したなぁと感じたのでありました。

 和田正人くんは、今までになく、元気な姿を見せてくれました。D-BOYS最年長ですが、黄川田くんと並ぶと、19歳の少年です。

 渋江譲二くんは、怪我で降板した佐藤智仁くんの代役で、急遽、出演したわけですが、以前から、機会があれば、是非、渋江くんの舞台を観たいと思っていたので、佐藤くんには申し訳ないけど、なかなか貴重な機会でありました。それで、渋江くんを生で観た感想は・・・、ブログ http://yaplog.jp/shibue-jouji/ どおりの不思議な青年という感じであります。
 学生服か、スーツならば、もっと似合うだろうにと思ったりしたのであります。

 荒木宏文くんは、出番が少ないということもあるのですが、何となく物足りない感じです。「ラストゲーム」、「斜塔」に続いて、荒木くんの舞台を観るのは3度目ですが、最初の「ラストゲーム」が一番良かった。舞台よりも、映画・映像向きなのかも・・・。
 珍しく悪役っぽい感じのキャラなのですが、本当は純な青年という部分を意識し過ぎたのか、何となく中途半端な役になってます。もっとワルでも良かったように思いますけど・・・。

 松本慎也くんは、若手イケメン出演者の中で、最も舞台経験が豊富なせいか、最初は、むしろオーバー・アクション気味に感じましたが、ベテラン俳優らに混じると、それほど違和感もなく、マンガ好き、オタクな王子でありました。
 それにしても、自ら「王子」とか、「神童」などと名乗る辺り、竹青荘の住人は、やはり変わっています。

 その他、ロビーで、吉田隆太さんを見つめてしまって、ご挨拶。ソファに座って、パンを食べてる青年を「どこかで観たな? 誰だっけ?」、と思って観ていたら、思わず目が合ってしまいました。その瞬間、吉田くんだと分かり、「いつもライフの舞台で拝見してます」とご挨拶。しかし、「幕末太陽伝」も観に行きますと言えば良かったと思ったのは、客席に戻ってからでありました。この辺りの舞台?度胸は、Sさんを見習いたいところです。

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あいこ

初めまして。あいこといいます。

いきなりで失礼なのですが、
私は久保田悠来さんが好きです。
それで仮面ライダーにでていると聞いて
映画を一通り観てみたのですが
どこに出ているのか分かりません。
こちらのブログで「正月休みに久保田悠来くんを見たさに~」と書かれてありましたので、
どこに出ているのか知っているのかなと思い、
コメントさせていただきました。
よろしければどういう場面に久保田さんが出ているのか
教えていただけないでしょうか?
by あいこ (2009-01-23 23:11) 

frhikaru

あいこさん、すみません。

実は、僕もよく分かりません。
「一番最後に登場」ということは聞いていたのですが・・・。
そのうち、暇を見つけて、また、探してみます。

ここ ↓ で
http://blogs.yahoo.co.jp/oberstein_m
質問した方が早いかも・・・。

それにしても、こんなに人気が出るとは・・・2年前は予想もしなかったなぁ。
by frhikaru (2009-01-23 23:42) 

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