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one on one オリジナルミュージカル「アイズ[aiz]」(シアターグリーン BIG TREE THEATER) 岡田亮輔、石田佳名子、佐野まゆ香、谷口レイ [演劇]

【解説】
 近未来の角膜移植研究所を舞台にした、様々な愛の形の物語。
 角膜移植によって受け継がれる、誰かの景色…、その記憶。
 時を越えて1人を想い続ける…愛、光を持たない目、記憶を残す目、角膜移植による目…eyes、ひとつの狭い世界にうまれた、光をめぐる様々な「アイ」の物語。

【物語】
 角膜に記憶が存在するという仮説が北村芳治(岩崎雄一)によって唱えられる。これを証明するため、北村芳治の共同研究者であり、妻でもある北村さくら(石田佳名子)を被験者として、人体実験が行われ、仮説は証明される。しかし、故意か偶然か、北村さくらは直後に死亡する。
 さくらの死から8年後、残されたさくらの角膜を巡り、いくつかのドラマが交差する。
 犬の記憶を与えられた少年(岡田亮輔)と母親の角膜を拒む盲目の少女(磯貝麗奈)、研究に没頭して夫も娘も裏切る妻(石田佳名子)と妻との約束を誠実に果たそうとする夫(岩崎雄一)、研究のために妹を利用する兄(吉村京太)と兄の研究のために己を捧げる妹(北上智子)、とてつもなくお節介でうざったい男(佐藤達哉)と秘密を抱えて心に傷を持つ頑なな女(谷口レイ)、『角膜』をめぐる様々なエゴの物語。

【日程】 2009年2月26日~3月2日 全8回公演
【会場】 シアターグリーン BIG TREE THEATER (池袋)
【作・演出・音楽】 浅井さやか
【出演】 岡田亮輔 磯貝麗奈 岩崎雄一 石田佳名子 吉村京太 蔵重美恵(激弾BKYU) 谷口レイ 北上智子 佐野まゆ香 佐藤達哉 佐藤匡美 黒瀬千鶴子 舩山智香子 竹田真奈美 森保いずみ 中本恵 菅野真似 千田阿紗子 はんだすなを(西遊記) 浅井さやか
【企画製作】 One on One×Sproject
【料金】 前売3800円 当日4000円 学割3300円
【公式HP】 http://oneonone.jp/index.html
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【感想】
 歌の旨い岡田亮輔くんがミュージカルに出演するということなので、観て来ましたが、むしろ聴いて来たという感じです。
 職業倫理の欠片も無いような研究者(医者?)や弁護士などの登場人物には、いささか辟易して、ストーリーとしては余り褒められる代物ではないのですが、音楽と歌はとても良い感じです。
 特に石田佳名子さん、佐野まゆ香さん、谷口レイさんの3人の歌がとても良く、ソロはもちろん、コーラスでも頭一つ飛び抜けた感じがして素敵です。

 ちなみに、3人の役どころは、まず、石田佳名子さんは、角膜の異種移植の研究に没頭して、娘のことを顧みず、最後には自分の身体を実験材料に提供して、命を落としてしまう科学者、北村さくら役です。
 佐野まゆ香さんは、依頼人の無罪を勝ち取るために、非合法の角膜記憶に頼る弁護士、岡崎友梨役です。
 谷口レイさんは、北村さくらの元助手で、さくら自身を被験者とする異種移植の人体実験に手を貸した後、盲導犬訓練士となり、北村さくらの娘で目の見えない北村芳(かおる)のために、盲導犬を訓練する大西仁美役です。

 肝心の岡田良輔くんですが、ミュージカルが好きなんだなということが伝わってくるような芝居でありました。ヒロインの北村芳役の磯貝麗奈さん同様、歌も悪くないのですが、周りのレベルが高いので、残念ながら、ちょっと色褪せます。「DEAR BOYS」や「飛行機雲」なら、頭一つ二つ、抜け出せるのですけど・・・。
 盲導犬ダイの角膜を北村さくらの後継者として、異種移植の研究を進める古賀明生(吉村京太)に"勝手に"移植され、犬の記憶という不思議なものを体現させられる、ドジな盗人、竹谷春己というのが岡田亮輔くんの役どころです。

 池袋まで、聴きに行っただけの値打ちはある舞台でありました。
 公演のDVDも予約販売しているのですが、サントラCD(歌・台詞入り)もお勧めです。
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