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映画「夜のピクニック」 石田卓也、郭智博、池松壮亮、海老澤健次 [映画]

 映画「ラフ」で主人公大和圭介(速水もこみち)の友人、緒方剛を演じて、熱血スポーツ少年ぶりを見せていた石田卓也くんの主演映画です。

 「満身創痍」、「嫉妬」、「凜」
 これらは、映画の中で、西脇融(石田卓也)が難しくて書けないと異母妹の甲田貴子(多部未華子)に言っていた漢字です。
 確かにどれも難しいので、僕もきちんと書けません。特に最近はワープロに頼っていますから、読めても書けない漢字が増えています。
 兄妹が初めて交わす会話としては、ちょっと変ですが、高校3年生、受験生ともなれば、こんな感じになってしまうのでしょうか。

 父親が妻とは別の女と浮気をして、産ませた子供が自分と同い年というのは、子供として、なかなか微妙な感覚かも知れません。中学生、高校生ともなれば、どうしたら、子供が生まれるかを知らない訳でもないので、自分と母親と別の女性、二人の女性を同時に愛する父親のイメージというのは、なかなか微妙なものでしょう。

 この映画での良いところは、異母妹の甲田貴子(多部未華子)が可愛いことでしょうか。
 貴子に憎しみを感じる前に、融は貴子に可愛さを感じ、好意を持ってしまうのではないでしょうか。
 思春期の男の子としては、どう付き合ったら良いのか、距離感の捉え方が難しいだろうと
思います。
 最後のお堀沿いの道を二人が並んで歩くシーンは、見ていて、とても微笑ましいものでした。

 西脇融の友人で、恋愛はタイミングが大事と盛んに言っていた戸田忍を演じていた郭智博くんは、1984年生まれと、メインキャストの中では最年長、高校生を演じるには少し歳をとりすぎていますが、童顔なので、まだ大丈夫でしょう。
 友達の彼女を好きになってしまったという過去の経験から、融が貴子のことを好きなのだと勘違いして、遠慮をしていた優しい少年の役を自然に演じています。
 自分一人だけ、融と貴子が異母兄妹だと言うことを知らなかったことに気が付いて、俺だけ馬鹿みたいとちょっと拗ねてみせたりするシーンは、なかなか可愛く感じました。
 しかし、融と兄妹と知って、折角、貴子に告白したのに・・・、貴子に全く相手にされなかったのは、可哀想でありました。

 「夜のピクニック」の池松壮亮くんは、幼い・・・。
 2006年7月に公開された映画「UDON」では、高校生を演じていましたが、この「夜のピクニック」では、どう見ても中学生です。撮影時期を確認してみると、「夜のピクニック」は去年の8月、「UDON」は今年の4月に撮影されたようです。
 この時期の少年は僅かな期間で、随分と成長するもののようです。石田卓也くんは今年の春に撮影された映画「ラフ」の時と、あまり変わらないのに・・・。

 海老澤健次くんは、2カットのみの出演です。歩行会の途中で早々にダウンして救護バスに乗せられるシーンと、サッカー場のスタンドで内堀亮子(高部あい)と、仲良くしているシーンです。どちらもごく短いシーンですが、別途、DVD「ピクニックの準備」には、しっかりと出演しています。

 「夜のピクニック」、あまり期待せずに見たのですが、意外と面白い映画でした。僕の卒業した高校でも、毎年秋に「歩く大会」として、郊外の野山を30キロ余り歩く催しがあったので、ちょっと懐かしくなりました。それでも、いくら若いといっても80キロというのは尋常な距離ではありません。順位を競うなどと言うことよりも、落伍せずに最後まで歩ければ、それで十分という感じでしょう。

ピクニックの準備

ピクニックの準備

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/09/15
  • メディア: DVD


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