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映画「キャプテントキオ」 ウエンツ瑛士、中尾明慶、いしだ壱成、泉谷しげる、藤谷文子、日村勇紀(バナナマン)、渡辺一志 [映画]

 企画当初は渡辺一志監督・主演作品となる筈だったのに、いつの間にかウエンツ瑛士主演作品になってしまったと言う感じの映画です。
 WaTの相方、小池徹平くんの初出演映画「誰がために」は少年犯罪に通り魔殺人、それに私的な制裁・復讐というやたらと重いテーマを妙に深刻に練り上げて、分かりづらい作品になっていましたが、「キャプテントキオ」は映画好きが作った単純な娯楽映画です。

 監督の思い付きでキャストが決まり、キャストに合わせてストーリーが変わるという制作過程からも窺われるように、最初から何か伝えたいことがあって、そのための手段として映画を使うのではなく、映画作りそのものを楽しむために作り、楽しむために見る映画という感じです。
 もっとも、どれだけ楽しい映画に仕上がったかというと・・・、ウエンツ瑛士くん目当ての若い女性客への受けは今一という気がしますが・・・。

 さて、変人ばかりが登場する、この映画の中で、新東京都知事を演じる泉谷しげるさんの存在感は一際大きく、一緒に映ると他の俳優がかすんでしまうぐらいなのですが、そんな中でも異彩を放ち続けるのは、腰巾着の警察署長を演じる日村勇紀(バナナマン)さんでしょう。およそ有り得ないような、冗談みたいなキャラクタを割と自然に役をこなしています。

 怪獣映画としては異色の出来であった「ガメラ・大怪獣空中決戦」でデビューした藤谷文子さんも、海辺の喫茶店の女王(ママ)を演じて、貫禄のある姐御の雰囲気を醸し出し、すっかり大人の女優になったようです。

 久し振りに見た、いしだ壱成くんは、もう32歳ですが、相変わらず可愛いお兄さんです。元妻の三宅あみさんは谷原章介さんと再婚するようですが、いしだ壱成くんの子供も谷原さんが育てることになるようで、祖父、実父、母、義父に続いて、三代目も俳優になるのでしょうか?
 いしだ壱成くんは、ろくに映画も分からないのに、映画屋(渡辺一志)のために、命懸けでフィルムを手に入れようとする青年アロハを演じていましたが、何であそこまでするのかなと言うようなキャラクタを割と、それっぽく演じていました。「友達だから・・・」というのとは、また、ちょっと違う意味があるような気もします。

 自らキャスティングしたという渡辺監督自身も、演技には期待していなかったというウエンツ瑛士くんですが、映画好きの少年フルタという役を何とかこなしたようです。バラエティを中心に仕事をこなしつつ、意外と真面目な少年・青年というキャラクタが似合う役者でもあるようです。歌の方は、まぁまぁという感じですが、相方の小池徹平くんの歌唱力も、それ程ではないので、ちょうど良いという感じでしょうか。
 今春には映画「ゲゲゲの鬼太郎」も公開されますし、今後の活躍に期待しましょう。

 中尾明慶くんは18歳と一番若いのですが、意外と芸歴は古く、ウエンツ瑛士くんの後見役を期待されていたようですが、結果的には、ウエンツ瑛士くんの引き立て役になってしまったようです。
 映画という共通項で結ばれた集団の中にあって、ロック好きという異質な存在で、結果的に仲間外れにされてしまう少年ニッタを演じたせいか、映画の中でも妙に浮いた存在になっていましたが、ニッタ自体のキャラがそんな存在だから、ある意味、当然なのかも知れません。

 ウエンツ瑛士主演だが、ウエンツくんよりもいしだ壱成、いしだ壱成よりも泉谷しげるが主演という感じの映画でした。

 最後に、ウエンツくんと中尾くんの真っ裸シーンはありませんが、お約束?のウエンツくんの『白』ブリーフ一枚姿のシーンはあります。中尾くんは今風に黒のボクサーパンツ?でしたけど・・・。


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シンタロウ

キャプテントキオも気になりますが、
渡辺監督のもう1つの注目作品といえば
24日から公開されるカインの末裔っしょ!!

テレ朝見ましたか!?
あのさくらんを抜いて注目映画ランキング1位ですよ!?
絶対見なきゃダメでしょう?
ぼくはとにかく楽しみで仕方ありません…
監督の俳優姿が見れるのもわくわくです
by シンタロウ (2007-02-24 04:04) 

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