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映画「ブラブラバンバン」 安良城紅、福本有希、足立理、岡田将生、近野成美、徳永えり、若葉竜也、柳下大 [映画]

 この映画が撮影されたのは2006年10月~12月、年明けに編集作業をして、2007年3月には映画そのものは完成していたらしい。
 しかし、映画が完成しても上映館を確保するのは大変なようで、結局、1年かがりで、2008年3月に、ようやく全国ロードショーにこぎ着けたという労作です。

 ちなみに、柳下大くんが主人公らと同じ根戸ヶ谷高校ブラバン部の一員(その他大勢)として出演していますが、台詞はありません。
 柳下くんは、2006年9月に第3回D-BOYSオーディションでグランプリを受賞した直後、同年12月にD-BOYSに加入するまでの間に、オーディションで選ばれて出演したようです。
 撮影時点では「テニスの王子様」にも出演しておらず、ほとんど無名だった柳下くんも、上映時点では人気者ということで、キャスト一覧には出番もないのに結構、大きく載っています。一応、この映画が柳下大くんの初“撮影”映画と言うことになるのでしょう。

 さて、この映画は、女の子を目当てに部活に参加する男の子、そして、その男の子を目当てに部活に参加する女の子と、よくありそうな不純な動機で集まった少年少女の物語ですが、案外、面白く楽しめます。

 音楽に酔い痴れて、時に淫らなことに及んでしまうという不思議な少女の役を歌手でもある安良城紅さんが演じ、この女の子に惹かれて、ブラバン部に入る二人の少年を福本有希くん(17歳)と岡田将生くん(18歳)が演じます。
 二人とも、トランペット奏者ですが、最初は白波瀬(福本有希)の方が上手かったのに、いつの間にか村雨(岡田将生)に追い着かれてしまい、そのことを雨の中、芹生(安良城紅)に指摘されて、白波瀬が愕然とするシーン等、なかなか面白い。

 芹生(安良城紅)に恥をかかせようと、難しくて淫らな曲を選んだら、芹生が担当するホルンのパートが無かったという神野さくら(近野成美)のボケぶりも、なかなか面白い。

 1年生ながら、その気の無い連中(新入生&顧問)を掻き集めて、廃部寸前の吹奏楽部(ブラスバンド部)を立て直す八田役の足立理くん(20歳)は、なかなか良い脇役を演じています。
 かなり強引でも、それほどしつこくはなく、図々しい割には、あまり目立たないという微妙な役回りを巧みに演じています。ルックスに頼らない、演技派のバイプレーヤーとしても、案外活けるのではないでしょうか。

 ところで、柳下くんと入れ替わるようにして、D-BOYSを抜けた元D-BOYSの足立くんは、事務所とトラブルでもあったのか、最近は、ほとんど芸能活動をしていないようですが、この映画の公開を機に、活動を再開するようです。
 先月、1年ぶりにナベプロの社長ブログにも登場したということは、関係改善ができたということのようで、D-BOYSへの復帰も決まったそうです。

 脇役といえば、もう一人、徳永えりさんが演じるさくら(近野成美)の友人も、なかなか良かった。楽器の演奏もできないのに、男の子目当てで便乗してブラバン部に入り、そのまま居着いて主要メンバーになってまう健気な女の子を割と自然に可愛く演じています。

 その他、芹生の中学時代の同級生(恋人?)役の若葉竜也くん、美味しいところだけ掠っていった感じの顧問役の藤村俊二さん、良き父親というイメージそのままの森本レオさんなども、なかなか面白うございました。

 最後に、白波瀬(福本有希)の「僕は迷惑かけられたいんです!」という告白は、青春という感じです。
 実は、この映画を観ようと思ったのは、予告編で聴いた同じく白波瀬(福本有希)の台詞「他人に迷惑をかけても、やりたいことをやるべき云々」というのが妙に心に残ったから。
 大人になると、やりたいこともやれなくなるし、他人に迷惑をかける訳にもいかなくなるし・・・、こんなことを言えるのは、若いときだけなので・・・。

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