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今週の映画、演劇 5月15日-18日 [公演情報]

虚構の劇団旗揚げ公演「グローブ・ジャングル」(シアターグリーン、池袋) 5月15日

〈解説〉
 彼らは、また旅に出る。
 人々が語り伝えた物語を、次の誰かに受け渡すために。
 突然現れて、風のように語り、そして、去る。
 ~グローブ・ジャングルとは、公園にある丸い形をしたジャングルジム。
 骨組みだけの地球を表すこの遊具は日本人が発明した。
 公園で、今日もぐるぐると複雑な地球は回されることを待っている。~

〈公演概要〉
作・演出:鴻上尚史
出演:大久保綾乃、小沢道成、小名木美里、小野川晶、杉浦一輝、高橋奈津季、三上陽永、山﨑雄介、渡辺芳博
公演日程:2008年5月10日(土)→5月25日(日)
会場:シアターグリーン BIG TREE THEATER (池袋)
チケット代金:前売 3300円/当日 3500円  (全席指定・税込)
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 旗揚げ準備公演にも行ったので、今回も行って来ました。
 2チャンネル・ネタや、「祭り」、「炎上」といった専門?用語も飛び出します。
 主な舞台設定は、ロンドン、でも、登場人物は、オール日本人。海外にいると、愛国心が高まるのは、日本人に限らず、各民族に共通のことだそうです。異文化、異民族に囲まれると、共通の文化、歴史を共有する人々が集まり、異様に仲間意識と連帯感が高まっていくもののようです。
 ちなみに、お気に入りの役者さんは、三上陽永くんかな? 2枚目半といった感じの容貌で、真面目な役から可愛い役、ふざけた役と、幅広く何でもこなせる器用な役者さんです。
 あとは、渡辺芳博さんかな?
 小沢道成くんも悪くないけど、ちとキャラが濃すぎて、演じられる役の幅が狭くなっているのが、やや残念。
 劇中劇の新解釈、日本昔話「桃太郎」がなかなか面白い。

  隣で猫☆魂が「耳観」をやっていた。秋枝直樹さんが出演しているので、観に行きたかったのだが、さすがに掛け持ちは無理でした。


「テニスの王子様・Dream Live 5th」(横浜アリーナ、新横浜) 5月17日

会 場 横浜アリーナ (新横浜)
期 間 東京:2008年5月17日(土)・18日(日) 全5公演
原 作 許斐 剛(集英社 ジャンプ・コミックス刊)
演 出 上島雪夫
音 楽 佐橋俊彦
作 詞 三ツ矢雄二
振 付 上島雪夫/本山新之助
キャスト 阪本奨悟 渡辺大輔 豊田裕也 古川雄大 浜尾京介 高橋優太 小笠原大晃 牧田哲也 柳下大 平田裕一郎 Luke.C 齋藤ヤスカ 篠谷聖 林野健志 松崎裕 兼崎健太郎 八神蓮 小野健斗 大河元気 馬場徹 中河内雅貴 桐山漣 川原一馬 伊礼彼方 池上翔馬 加藤良輔 原将明 川本稜 江口紘一 斎藤工 寿里 松岡佑季 宮野真守 上島雪夫
チケット料金 6,000円(全席指定/税込)
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 実はドリライ初体験です。大音量と立ち席は苦手なので・・・。
 ソロの歌が聴けるのは、伊礼彼方くんと渡辺大輔くんくらいかな。
 中河内雅貴くんと古川雄大くんは、声は綺麗なのだけど・・・。ちなみに、共に長野出身で、ダンスが得意という、この二人、古川くんのダンスは綺麗とか美しいとかいう形容が似合う。中河内くんのダンスは楽しいとか面白いとかいう形容が似合う。
 中河内くんと馬場徹くんのダンス・ペアも、なかなか良い。
 Luke.Cくんは、どんどん良くなっているという感じがします。篠谷聖くんも、すっかり成長したなぁと言う感じです。ドリライでは、比嘉中の主役は篠谷くんになってしまいました。
 逆に、青学4代目は影が薄いかも・・・。
 立海は相変わらず派手です。
 東大生だった池上翔馬くん、大学院へ進んでしまったらしい。とりあえず就職せずに、役者を続けていくということか?
 斎藤工くんは、お疲れの様子。

「オサエロ」(全労済ホール、新宿) 5月17日

公演日程 2008年5月16日(金)~18日(日)
ホール 全労済ホール/スペース・ゼロ
作・演出 藤森一朗
出演 水谷百輔 篠田光亮 船越英里子 渡邉紘平 井端珠里 川岸銀次 齊藤あかね 大山貴世 大竹甲一 柴田義之
チケット料金 ◆前売 5,000円 ◆当日 5,300円 (日時指定・全席指定・税込)
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 本格的なストレート・プレイに挑戦する篠田光亮くんと、「SOHJI・そうぢ!」で、面白い土方歳三を演じた水谷百輔くんを観てきました。
 篠田くんは、相変わらずの軽いキャラでしたが、水谷くんは、割と真面目で重たいキャラでした。水谷くんが演じた特攻兵の生き残り中原修の60年後の姿は別の役者(柴田義之)さんが演じましたが、上川隆也さんのように、青年から老人まで、あのまま60歳、80歳の姿を水谷百輔くん一人で演じられるようになれば、良いのですけど、まだ、無理か?

 芝居そのものは、昨年、同じ全労済ホールで上演された「飛行機雲2007~DJから特攻隊へ愛を込めて~」(脚本:草部文子)の方が出来が良かった。
 死にたくない、死にたくない、死にたくない・・・、でも、死にに行くという特攻のあの理不尽な感覚が必ずしも伝わって来なかった。
 浅井勝彦(篠田光亮)と中原修(水谷百輔)の関係も中途半端で、物足りない。もっとストレートに描いても良いのでは?
 コメディにしようとしたものの関係者に遠慮して真面目に作ろうとして中途半端になったという感じかな?

 藤森一朗さんは作品による当たり外れがある。
 山本裕典くんの初舞台で自殺もの(「スーサイド・ストア」)と、WaTの二人芝居で戦争物(「IOUJIMA」)の二本立て、「WaT Entertainment Show 2006 Vol.4」(2006年3月、品川プリンスホテル)や賀集利樹くんと水谷あつしさんのコンビが面白かった斎藤慶太くんの初舞台「 VERSUS」(2007年4月、青山円形劇場)は良かったのだけど・・・。
 「少年陰陽師 <歌絵巻> ―この少年、晴明の後継につき―」(2007年10月 サンシャイン劇場)は今一だった。今回の「オサエロ」も今一の方か?

 終演後、チケットの特典で、篠田くんとのツーショット・ボラを撮ってもらってきたが、写真を撮られるというのは、もの凄く緊張すると言うことを再認識しました。ニコニコ笑って、写真に写ることができる人たちは・・・凄いなぁと感心した次第です。
 次の篠田くんの出演作は、「THE どツボッ!」(八神蓮くんほか)と「ルドンの黙示」(柳浩太郎くんほか)でしょうか。


映画「体育館ベイビー」 5月18日

【ストーリー】
 競泳部のエース・柴原潤(中村優一)は、夏のインターハイ予選でライバルの村井直樹(高橋優太)に敗北。さらに、追い打ちを掛けるように、不治の病である肥大形心筋症と診断され、競泳選手としての将来どころか、余命幾ばくも無いことを知らされる。
 監督で実の父親でもある保(渡辺いっけい)は、水泳選手であった潤の母を同じ病気で亡くしていたことから、潤に対して「水泳より受験勉強に専念しろ」と命じてしまう。
 その一方、村井は潤にコーチを頼む。潤は村井につきっきりで泳ぎを教え、村井はそれを心から嬉しく思っていたのが、村井が突然、潤にキスしたことから、二人は仲違いし、村井はアメリカへ逃げてしまう。
 その間、柴原は幼馴染みで優等生の加藤翔一(久保翔)と受験勉強に励むようになる。柴原から、村井にキスされたと告白された加藤は戸惑いつつ、複雑な想いを抱いていた・・・。

監督:深川栄洋
原作:鹿目けい子
出演:中村優一、高橋優太、久保翔、桐谷美玲、桜庭ななみ、川原真琴、永井朋弥、藤澤恵麻、渡辺いっけい
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 いつものBLもの同様、中村優一くんや高橋優太くんの水着姿を目当てに腐女子が集まるんだろうなと余り期待せずに観に行きましたが、意外と良い映画だったので、驚きました。

 天然、マイペースな柴原(中村優一)、わがまま、自分勝手な村井(高橋優太)、控えめで健気だけど、意外と執念深い加藤(久保翔)と、主役の3人の高校生のキャラがしっかり作り上げられていたのは、原作も去ることながら、自称元イケメンという監督の実体験か何かがあるのでは?、と勘ぐってしまった。
 そう言えば、昔、柴原(中村優一)と村井(高橋優太)のような水泳の得意な同級生がいたなぁと思い出しました。それ以上、別に何もありませんでしたけど・・・。
 3人の中では、加藤翔一を演じた久保翔くんがなかなか良かった。特に、二人の同級生(柴原と早川)から、同じ日に、それぞれ不治の病だと聞かされた時の加藤(久保)の表情・演技が良かった。人は、自分の死よりも、身近な人の死の方が受け入れられないし、耐えられないものだということを再認識しました。

 それは、渡辺一計が演じる、潤の父親、保も同じ。息子である潤(中村)を愛する余り、他人である村井(高橋)に対して、むしろ本音が語れる不器用な父親もなかなか良かった。そして、そんな二人の関係に嫉妬?する柴原(中村)も、なかなか良かった。


「ロストデイズ」(赤坂レッドシアター、赤坂見附) 5月18日

■日程:2008年5月9日(金)~25日(日) *月曜休演
■演出:毛利亘宏(劇団少年社中) 
■脚本:米山和仁(劇団ホチキス) 千葉美鈴
■出演:池田竜治、三上真史、北村栄基、椿隆之、高木万平、吉田友一、植原卓也、江戸川卍丸、森大、古川悦史
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 最前列で、2回目の観劇です。今回、なぜか最前列は男性が多かった。不思議だ。関係者でも無さそうなのに・・・。
 相変わらず満席とは言えない客の入りですが、3週に及ぶロングランですから、仕方ないでしょう。先週、今週、来週と、毎週末公演、3枚もチケットを手に入れてしまったので、1枚ぐらいは他人に譲るろうかと思っていたのですが・・・、ビジュアル的にも内容的にも、結構、楽しめる舞台なので、結局、3回とも自分で行くことにしました。序でにDVDまで予約してしまったが、せっかくだから、あの校歌を三上&池田くん辺りで、収録してくれないかな?

 池田竜治くん、前回よりも感じが良くなった。三上真史くんの友人、同級生っぽくなった感じ。
 北村栄基さんは、「くん」付けするのが悪いような貫禄を感じます。その一方、椿隆之くんは・・・、お馬鹿なお兄さんも、なかなか良いようです。声が高くて若く聞こえるので得している感じ。
 高木万平くんは、演技は苦手という割には、まぁまぁ活けるのではないでしょうか。可愛い顔をして、コミカルな役を演じるとよろしいのでは?
 吉田友一くんは、相変わらず年齢不詳の若さです。高校生でも、まだ、通じそう。
 植原卓也くんは、オタク・パワーが落ちてきたというか、他のキャラのパワーが上がって、相対的に沈んでしまったという感じか。
 江戸川卍丸さんと森大さん、この二人の芝居を観ているだけでも、結構、楽しめます。
 古川悦史さん、キャストの中で、唯一、ほとんどギャグをやりません。もしも、古川さんの駄洒落とか、ギャグとか、アドリブで入れたら、座が凍るのだろうか?
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コメント 1

へ

お久しぶりです。
画像認証で手古摺ってなかなか感想が送れませんでした。
地元で観劇三昧です。
by へ (2008-05-13 22:46) 

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