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時速246 vol.3「ささやかなこの人生」(恵比寿エコー劇場) 渡部紘士、鷲尾昇、川本成 [公演情報]

【物語】
 なにやら大病院らしき風景の中に僕はいた。医者らしきは言った。なんだか僕は、そのあまりにもあっさりとした一言にリアルを感じるよりも、大病院ならではの融通の効かないヌルッとした感じとか、異常な量の手続き等のわずらわしさにイラついたりしている。
 一年か。
 ぼんやりと自分の命の期限を自覚した所でふと目が覚めた。
 夢・・。ふーん。とはいえ現実の僕はと言えば。彼女ナシ、嫁もちろんナシ、将来の夢も一切ナシ。逆に自分が生きているんだか死んでいるのかさえもどうでもいいような毎日を送っている。どちらが夢でどちらが現実なのかね。そして僕はふと。自分の命の期限を一年と決めることにした。
 一年か。
 そうドラマティックな事も起きないだろうなとか思ったりしつつも。
 一年か。

【解説】
 前作「燃え尽きる寸前の光」から1年4ヶ月ぶり、3回目を迎える『時速246』公演は様々なメディアで活躍中の作家とのコラボレーションによるオムニバス作品。
 命の期限を決めた男の人生の話を軸としつつも、作家の異なる個性で様々な角度から人生の小さな瞬間をエンターテイメントに仕立て、15分から20分程の話を4、5本リンクさせる予定。

【総合演出】 御笠ノ忠次(SpaceNoid所属)
【作・演出】 小林顕作(劇団宇宙レコード主宰) 喜安浩平(ナイロン100℃・ブルドッキングヘッドロック所属) 舘川範雄(浅井企画所属構成作家) 川本成(時速246)
【出演者】 近藤孝行 渡部紘士 時東ぁみ 飯野雅彦 鷲尾昇(*pnish*) 川本成(時速246)
【日程】 5月13日(水)~17日(日) 全7回公演
【劇場】 恵比寿・エコー劇場
【料金】 前売¥4,200(全席指定・税込) 当日¥4,500(全席指定・税込)
【発売日】 3/10(土)10:00~ (Lコード:36699)
【公式HP】 http://www.jisoku246.com/
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 劇団を立ち上げるのは簡単でも、維持していくのは大変なのでしょう。川本成さん主宰の「時速246」も1年余りの充電期間を経て、ようやく第3回公演です。
 今回の主役は、渡部紘士くんでしょうか。
 「彼女ナシ、嫁もちろんナシ、将来の夢も一切ナシ。逆に自分が生きているんだか死んでいるのかさえもどうでもいいような毎日を送っている」男というのも、案外、似合っているかも・・・。
 総合演出は、「絢爛とか爛漫とか」、「スタンレーの魔女」などを手掛けた御笠ノ忠次さんということなので、どんな舞台になるのやら、楽しみにさせていただきましょう。

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