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映画「トランスアメリカ」 TRANSAMERICA [映画]

遠路はるばる銀座まで行って、「トランスアメリカ」を見てきました。

http://www.transamerica-movie.jp/

トランスジェンダーのおじさん/おばさん(体は男性で心は女性)の物語かと思いきや、意外と奥の深い物語でした。

タイトルのトランスアメリカは、トランスジェンダーに引っ掛けての洒落でしょうが、ニューヨークからロサンゼルスまで、親子でアメリカ横断(Trans-America)の旅をしながら、互いに理解を深めるという、なかなか味わいのあるタイトルです。

旅の途中で、シングルマーザー、自殺、ドラッグ、売春、DV(家庭内暴力)、男性への性的暴行、先住民(アメリカ・インディアン)、ユダヤ人、アルコール中毒等々、現代のアメリカが抱える様々な問題が垣間見えて、そういう意味でも奥の深い作品に仕上がっています。

主人公ブリーの息子、トビー役のケヴィン・ゼガース(Kevin Zegers)は、なかなか可愛いお兄さんです。

しかし、義父から性的暴行を受けて家出して、NYで売春で生活しながら、ドラッグで警察に捕まり、父親とは知らずに、女の父親とアメリカ横断の旅をして、最後はLAでゲイ・ポルノ映画に出演するようになる・・・なんて、なかなか凄い役を良くこなしてます。

ケヴィン・ゼガースの今後の活躍に期待しましょう。

ところで、トランスジェンダーとは何かというと、これがなかなか難しい。
性同一性障害という病気だとも言えるし、体の性と心の性が一致していないことだとも言えるが、分かったようで、なかなか分からないものである。

日本でも性転換手術ができるようになったが、かなりハードルが厳しいようで、ブリーのように子供がいると、日本では手術ができないらしい。


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コメント 1

タウム

TBさせていただきました。

性別や親子、家族についえいろいろ考えさせられました。
by タウム (2007-02-10 13:42) 

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