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今週の映画、演劇 1月30日-2月3日 [独り言]

大人の麦茶「サバンナチャンス」(本多劇場、下北沢) 郷本直也 1月30日

 色白ナルシストの林修司くんが出演するので、会社帰りに観てきました。
 初日にしては、客席がやや寂しかったような気もします。

 大人の麦茶の公演を観るのは初めてですが、座長の池田稔さんがなかなか良く、特に中神一保さんとのコンビ・掛け合いが良かった。
 郷本直也くんが演じるアキラも、なかなか面白い。

 その一方で、小飯塚貴世江さんのタナナホ、長澤素子さんのアカネは、やや諄(くど)すぎて、観ていて少々嫌気が差してしまった。

 肝腎の林修司くんは微妙なところ、可もなく不可もなくと言ったところか・・・。

映画「陰日向に咲く」 2月1日

 劇団ひとりさんのベストセラー「陰日向に咲く」に収録されている5つの短編のうち、4つを一部改変して、岡田准一くん主演で映画化しています。

 原作の小説も泣けますが、映画は原作以上に泣けます。小説では、ここまでは泣けません。やはり映画、映像の力でしょう。
 
「遙かなる時空の中で 舞一夜」(池袋サンシャイン劇場) 中村誠治郎 2月2日

 2回目です。Z団ファンには受けると思いますが、原作ファンには微妙なところでしょう。
 見所は、森村天真を演じる中村誠治郎くんでしょうか。中村くんの人気も上々のようで、ブログのコメントも以前の10倍以上になって、凄いものです。

 そう言えば、多季史(おおのすえふみ。ちなみに「季」は末っ子という意味なので、「すえ」と読みます。)を演じる木村啓介くん宛に、事務所の先輩、忍成修吾くんと上地雄輔さんから、お花が届いておりました。忍成修吾くんはテレビや映画ではよく観るのですが、まだ舞台に立ったことは無いようなので、初舞台が楽しみな役者の1人です。

 頼久(成松慶彦)と天真(中村誠治郎)が客席を廻って怨霊を探索するシーン、今回は、頼久が2階席へ上がり、息を切らせながら、お客さんに尋ねていました。
 そして、2階席から頼久が舞台に戻るまでの間、場を繋ぐために、中村くんが客席からルービック・キューブを借りて、焦りながらも、得意なところを披露し、客席を沸かせていました。
 プロフィールに特技:ルービック・キューブと書いているのは、伊達ではないようです。時間を押して、巻けと言う指示が出ている、あの状況で、成松くんが2階席から戻ってくるまでの短い時間に、6面クリアしてしまうのは立派です。

 Z団恒例のダブルカーテンコールでは、藤姫役の森林永理奈さん、惨魏役の中村英司さんがスポットライトを浴びて、舞台挨拶をされました。

 終演後の物販販売に、寿里くんと椎名鯛造くん、根本正勝くんと中村誠治郎くんが登場し、お客さんと握手をしてくれていたので、まさに黒山の人だかりでありました。
 僕も「ハナレウシ」のDVDを予約しましたが、握手はし損ねました。残念・・・。

「キスしてほしい」(笹塚ファクトリー) 2月2日

 結核病棟に入院している結核患者のお話。
 岡本貴也さんの演出作品は、「スイッチを押すとき」、「研修医魂 けんだま」などを観ていますが、この「キスしてほしい」が一番良かったように思えます。軽い感じのコメディというのが得意なのかも知れません。

 30-DELUXの清水順二さんは、相変わらず馬面をネタにされています。ここまで来ると、本人も完全に逆手に取って、楽しんでいるようにさえ見えます。

 意外と良かったのが、似たもの同士の滝沢親子(岡出美穂、中道裕子)です。母親の陽子(中道)も病気ですが、娘の里奈(岡出)も病気です。

 原案者の芹澤和美さんが結核で入院していたのは2000年頃ということですが、昔の結核病棟には、こんな感じのところもありました。しかし、今では、もう見られない光景でしょう。入院期間もすっかり短くなり、余程のことがない限り、すぐに退院してしまいます。それどころか、最初から入院せずに、外来だけで治療するということも行われています。

 結核は過去の病気ではなく、未だに現代の病気ですが、昔と違って、治る病気、治せる病気です。結核のイメージを明るく肯定的に捉えている点に、好感を持てました。

「二人の約束」(パルコ劇場、渋谷) 中井貴一 2月3日

 中井貴一さんが出演されるので、観てきました。
 初日かつ節分ということで、終演後、3人のキャストと、作・演出の福島三郎さんによる豆撒きがあり、僕も中井さんが投げた小袋に入った豆をいくつか頂いてきました。この小袋、一つ一つに「二人の約束」というシールが貼ってあり、スタッフの方々、ご苦労様です。
 そう言えば、会場に浦井健治さんがいたような・・・。

 さて、芝居そのものは、可もなく、不可もなくといった感じです。
 前半の記憶喪失の男、大垣大作(段田安則)の身元探し、泥棒か?、地上げ屋か?、それとも・・・という辺りも1時間も引っ張ると、少々だれてしまいます。古物商、小倉小太郎(中井貴一)の話術で引っ張るのも限界でしょう。

 物語の半ば、金のカエルが登場した辺りで、物語のオチが予想できてしまいますが、むしろ、この後の方が面白いかも知れません。最初と最後が分かった上で、途中の話をどう繋げて、辻褄を合わせるのか、興味津々という感じです。

 それにしても、中井貴一さんは面白い役者です。硬軟取り混ぜ、コメディからシリアスなもの、恋愛もの等々、どんな分野の映画、演劇でも、きっちりとこなし、表情豊かに、弁舌巧みに、観客を楽しませてくれます。
 二人芝居と言いつつ、本当は、中井貴一さんの一人芝居かも知れません。
 個人的には、この中井さんの他、佐藤浩市さん、北村一輝さん辺りの俳優が好きですが、佐藤さん、北村さんから、会場にお花が届いていました。

 お花と言えば、「サプリ」で共演した縁か、亀梨和也くんからりょうさん宛てに、お花が届いていました。
 りょうさんは、今回が初舞台と言うことですが、とても初舞台の初日とは思えない立派な演技でした。映画、テレビでの経験は伊達ではないようです。

 D-BOYSやアミューズの若手俳優たちが20年後、今の中井貴一さんの域に達して、生き残っているかどうか・・・、ちょっと楽しみであります。


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コメント 4

しーま

「遥か」の舞台、おもしろかったです!結構のめりこんでみてしまいまして、最後はちょっと泣けてしまいました。
そして!天真!生天真!かっこよかった!!
町の探索のとき、目の前を通ってくれたんですが、声はかけてもらえず…ちょっと残念でした。でも近くに来ただけで心臓飛び出るかと思った。(苦笑)
で、天真に傾いてたんですが、最後、鷹道さんが来て、握手してくれたんで鷹道さんに(私の心が)持ってかれました。(苦笑)
2月2日(昼)も観に行く事にしました。あはは。(微笑)
by しーま (2008-01-28 00:20) 

frhikaru

鷹道(根本正勝)さんに心を持ってかれたのなら、「ハナレウシ」のDVDでも買って、観てやって下さいませ。

ところで、2日(土)の昼公演ですか?
僕もサンシャイン劇場にいるはずです。
劇場で見掛けたら、声でも掛けてやって下さいませ。(^_^;)
by frhikaru (2008-01-28 01:59) 

しーま

行ってきましたが…あまりに人が多く、ひかるさんがいるのかいないのかすらわからず…。お会いできずに残念でした。

で、ばっちり「ハナレウシ」の予約してパンフレットも買ってきました。(微笑)ひかるさんのおかげです。せい?どっちだ?
帰りには中村誠治郎さんに握手もしてもらいました。(微笑)
まんまと今回の演目では根本さんと中村さんに魂持っていかれました。

Z団にも興味出てきました!怨霊たちもみんなかっこよくて、殺陣にはずっと見とれていました。アクションシーンが多いようなので、是非とも生で見てみたい舞台です。次公演の際には行ってみたいです。
by しーま (2008-02-02 18:44) 

frhikaru

中村誠治郎くんと握手されたんですか・・・、それは良かった。
僕は、あの行列に加わるのが面倒くさかったので、脇で眺めてましたけど・・・。

「ハナレウシ」のDVDも予約されたとか・・・、ありがとうございます。
これを機に、Z団の応援もしてやって下さいませ。
JACK×JACKが解散して、根本正勝くん、加藤良輔くんもZ団と同じ事務所になったので、次回Z団公演には、中村誠治郎くんらと共に出演してくれるのではないかと期待しています。

個人的には、もう1人の中村さん、中村栄司さんのダブルカーテンコールでの挨拶が聞けたのが、ちょっと嬉しゅうございました。
by frhikaru (2008-02-02 23:49) 

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