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ミュージカル「シラノ」(日生劇場、日比谷) 鹿賀丈史、朝海ひかる、浦井健治、中河内雅貴 [公演情報]

【物語】
 パリ、1640年、近衛騎士シラノ・ド・ベルジュラック(鹿賀丈史)は文武ともに比類なき才人だったが、生まれつき人並みはずれた大鼻の持ち主で、その上、権力と虚栄を罵倒する辛辣な言辞は多くの敵を作り、貴族でありながら貧窮に甘んじていた。
 彼は従妹のロクサーヌ(朝海ひかる)を深く愛していたが、醜い容貌を恥じて打ち明けられず、かえって同じ隊の美男クリスチャン(浦井健治・中河内雅貴)と彼女との恋のとりもちをすることとなった。シラノは2人が恋を語るように計らうが、口下手なクリスチャンはシラノから教えられた通りに愛の言葉を彼女に語り、彼女はその言葉の美しさの方に惹かれるのであった。
 やがて仏西戦争が起こり、クリスチャンは最前線へ送られることとなり、出征の前夜、クリスチャンはロクサーヌと結婚した。戦場でもシラノは、クリスチャンの名前を騙って、密かにロクサーヌに自分の恋心を書き送り、感激した彼女が戦場にクリスチャンを訪ねて来てしまう。しかし、クリスチャンが戦死してしまったため、ロクサーヌはシラノの気持ちに気が付くことなく、悲しみにくれる。

 14年経ってもクリスチャンを諦め切れないロクサーヌは尼僧院で喪に服し、毎週訪ねて来るシラノと思い出を語るのが唯一の楽しみであった。
 ある日、シラノは卑怯者の不意打ちで頭に瀕死の傷を負ったが、その傷を隠してロクサーヌを訪ね、昔、クリスチャンの名で送った手紙の1節を夢見るように暗誦した。ロクサーヌは初めてすべてを悟り、シラノの愛情に気づいたが、彼は苦しい息の下から、なおも否定するのだった。彼は最後まで世の権力と虚栄を罵りながら倒れ、彼女は息を引き取った彼の体にすがって泣き伏すのだった。

【キャスト】シラノ・ド・ベルジュラック=鹿賀丈史、ロクサーヌ=朝海ひかる、クリスチャン=浦井健治・中河内雅貴(Wキャスト)、戸井勝海、光枝明彦、鈴木綜馬ほか
【演出】山田和也
【翻訳】松岡和子
【訳詞】竜真知子
【原作】エドモン・ロスタン
【音楽】フランク・ワイルドホーン
【脚本・作詞】レスリー・ブリカッス
【期間】2009年5月5日(火)~2009年5月28日(木) 全28公演
【場所】日生劇場(東京・日比谷)
【料金】S席12,600円 A席7,350円 B席4,200円(全席指定・税込)
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 来年の5月の話ですが、このキャストだと、広い日生劇場(1,330席)でもチケットの入手がかなり難しそうです。
 浦井健治くんと中河内雅貴くん、Wキャストなので、両方、観に行っても良いのだが、彼らが演じるクリスチャンは前半で戦死してしまうから、後半は全く同じ内容になってしまいそう。
 ちなみに、全28公演のうち浦井くんは19公演、中河内くんは9公演です。
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