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「ヘンリー6世」(新国立劇場、初台) 浦井健治 [公演情報]

『第1部 百年戦争』、『第2部 敗北と混乱』、『第3部 薔薇戦争』

【上演方式】
 三部作には二百を超える役が登場するが、三十余名の俳優によるカンパニー形式を採り、各俳優が複数の役を演じる。
 公演形態は一、二、三部を日替わりで上演するレパートリー上演方式とし、土曜・日曜などには二部連続、あるいは三部一挙上演も検討中である。

【作】 ウィリアム・シェイクスピア
【翻訳】 小田島雄志
【演出】 鵜山仁
【会場】 新国立劇場 中ホール
【期間】 2009年10~11月
【出演】 浦井健治、中嶋しゅう、津嘉山正種、松山政路、勝部演之、渡辺徹、金内喜久夫、村井国夫、木場勝己、鈴木瑞穂、上杉祥三、立川三貴、中嶋朋子、ソニン、久野綾希子、今井朋彦、岡本健一 ほか
http://www.nntt.jac.go.jp/release/updata/20000543.html
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 来年の話どころか、1年も先の話ですが、シェイクスピアの大作「ヘンリー6世」(3部作)を浦井健治くん主演で公演することが決まったそうです。
 3部作を一挙に上演したら、上演時間は、どんなに短くても6時間、長ければ9時間近くになるかも・・・。演じる方も大変でしょうが、観る方もしんどそうです。

 ヘンリー6世は、イギリス国王ヘンリー5世とフランス王女キャサリンを両親として生まれ、幼くして英仏両国の王となったものの相次ぐ家臣の反乱やフランス王太子の反撃により、まずフランス王位を失い、序でイギリス王位も失って、最後には息子と共に殺されるという悲劇の王様です。
 イギリスでは百年戦争末期からバラ戦争初期、フランスではジャンヌ・ダルクの活躍した時代で、歴史物語としては、とても面白い時代です。その時代に生きた人たちにとっては、上から下まで、国王も農民も、明日の命も定かではない、生き地獄のような時代かも知れませんが・・・。

 ところで、「ヘンリー6世」は、ヘンリー6世が王位に就いた0歳から50歳で死ぬまでの50年間の物語ですが、浦井くんは、どの年代のヘンリー6世を演じるのだろうか。いくら浦井くんが若く見えて、少年の役をこなせると言っても、赤ん坊や幼児は無理だろう。どうするのかな?
 第1部で、子役がヘンリー6世を演じるときは、武将トールボットの息子で、ジャンヌ・ダルク率いるフランス軍と戦って討ち死にするジョン辺りを演じるのかな?

 浦井健治さんと言えば、「WILDe・BEAUTY」で見せてくれた若き日のオスカー・ワイルドと、絶頂期のオスカー・ワイルドの恋人ボジー(アルフレッド・ダグラス卿)との一人二役がなかなか面白かった。
 ついでに、サロメ(古代ユダヤ、ヘロデ王の妃の娘)まで、浦井くんが演じるとは思わなかったけど、こちらも、なかなか美しうございました。

 ところで、ヘンリー6世の敵役、ヨーク公リチャードは誰だろうか? ヨーク公は存外に善人だから、案外、渡辺徹さん辺りかな?
 今井朋彦さんには、悪役のリチャード3世か、ウォリック伯を演じてくれると、面白いのだけど・・・。
 それにしても200役を30数人で演じると言うことは、一人平均6役ですか? 観ている方も混乱しそうです。
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